せめて、あと少し

長い長い夏休みが終わった。
子どもたちの昼食を用意するのは毎年のことなのだが、
今年は夜用の弁当を塾へ届ける手間が増えた。


仕事から帰り、少し休憩して、夕飯を作り、弁当箱につめて塾へ。
定期券を購入し、届けること21日。
よく頑張りました、私。
でもそれ以上に頑張ったのは長男だ。


朝、6時半に起きて、少しの自由時間を満喫する。
気づくと8時過ぎから机に向かっていた。
そして、11時ごろに家を出て、塾から帰るのは9時半過ぎだ。
帰宅後も、デザートを食べ、シャワーを浴び、寝るまでの1時間ほど、
また机に向かう。


まあ、そうは言っても午前中は長男一人でいることがほとんとで、
たくさんの休憩を挟みながらの勉強だったのかもしれないが・・・。
とにかく時間だけはかけて、たっぷり勉強した夏休みだった。
私も「勉強しなさい」とはとうとう一言も言わなかった、いや、言えなかった。


身長も私を追い越そうとしている長男。
どんどん大人になっていく。たくましいなーとうれしく思っているが、
その反面、ご飯炊きに失敗し、電話口で「わーん、失敗しちゃったー。」と泣く。
せめて、せめて、小学校を卒業するまではかわいい息子でいてほしい。