「生まれいづる双葉」新津きよみ

新津きよみちょっと続いちゃったので飽きたな〜。
でもこの本は、作者特有のだらだら心理描写がなくて、サクサク読めた。
話の内容もおもしろかった。ラストのスピード感も。
う〜ん、なんか冴えないコメントだけど、とにかくよかった。

 きょう、高校時代の友達と会ってお茶した。会うの何年ぶりだろう。
高校時代わたしはバンドを組んでいた。結構な進学校だったが、女の子だけのバンドを結成し、当時流行ったハードロックをやっていた。
このバンドのメンバー5人のうち、なんと2人が弁護士になった。すごいことだ。
1人はストレートで司法修習生→弁護士になった。もう1人は某国立大学の理学部を卒業したあと、勉強して弁護士となった。
同級生にそんな人がいるっていうのがわたしの自慢なのだが、自分はといえば、たるんだ肉を身にまとい、ダラダラとした専業主婦生活を送っている。
しかし一応わたしにも、半生をかけた大仕事がある。それは子どもを育てること。きちんとした一人前の人間に育てることだ。
子どもは勝手に育つものだ。でも、いい言葉をかけ、適度に手をかけ、適度に突き放すことは、とても大切で、そのさじ加減は果てしなく微妙である。
普通とは何かがよくわからない時代に普通の人間を育てるのは難しい。
お受験もしかり。自分が体験していない世界に子どもを放りこむ勇気がなかなか出ない。
それはわたしの考える普通ではないからだ。
しかし親はやはり自分の信じた方法で、自分なりの子育てをしていかなければならない。
たとえそれが他人に「失敗した」と言われても、だれにも責められはしないのだ。