「夏の夜会」西澤保彦

おとといの日記に書いた本が読み終わった。
３０年前に旧校舎で起きた女教師殺人事件。主人公の二人と他の同窓生との記憶に相違がある。
なぜなんだろうと様々な証言をもとに「自分たちの記憶を推理」して、真相を思い出していく、という話。
まあ、読んでいて「ありえね〜。」と思うところもなきにしもあらずだが、
結構たのしんで、特に後半は一気に読んだ。
この「ありえね〜」は、わたしの口癖で、おもにツッコミをいれたいときに使うのだが、
ドラマ鑑賞などではよく使うにしても、小説ではあまり無かった。
では、どこが「ありえね〜」部分かというと、うん、まあこれはそれ言っちゃうと小説自体が成り立たなくなるので、やめておく。
西澤さんも「錯誤でもなんでもいいから、読者諸氏に楽しんで読んでいただけますように。」と言っているし、
わたしも楽しんだので「まあ、小説だし、そういうこともあるかも。」ということにしておこう。