「崩れる」貫井徳郎

予約している本がなかなか手に入らない。
で、ちょっと急いでいたので、また貫井氏の本を借りてみる。
ネットで彼の評判をいろいろ読んだ。彼は東野圭吾氏のファンだそうで、なるほどな〜と納得した。

この本は短編集ということで、土日に読むのにはもってこいだ。
しかし、最初の1話からしていや〜な結末だった。
2話以降はなかなか楽しんで読んだ。「結婚にまつわる八つの風景」というだけあり、
女性の視点で書かれているのだが、多少極端な性格の人物だなとは思ったがそれほど違和感なく
読めた。
結末の意外性、ブラックユーモア的なところは短編ならではだ。

それにしてもこの作者の気に入らないところは、自分で「自註解説」なるものをあとがきとして載せているところだ。
昨日の日記にも書いたのだが、やはりこの作者とは相性は最悪だろうと確信した。

東野さんが自身のHPで、各作品に(全てではないが)著者の一言コメント を載せているが
それは気にならないのに。(むしろ楽しんで読んでいる)

あと1,2作、評判のよさそうな作品を読んでみようとは思っている。