子どものこと

9月の日記の続き。


さて、転校した子どもたちは、毎朝手をつなぎ、周りを観察しながらの登校をしていた。
長男のクラスは落ち着きがなく、授業も遅れ気味だ。
しかし、長男は楽しいらしい。なんといってもいじめがない。
特別仲が良いわけでもないようだが、単級のため揉め事を起こさない術をみんなが心得ている。
担任は、こういった馴れ合いが、さまざまな問題を起こしていると捉えているが、
わたしはいじめさえなければそれでいいと思っている。
中学受験をする子も少なく、長男と同じ塾の子はいない。
学校と塾がまったく交差しない環境というのがこんなに素晴らしいとは!


そして次男のほうは、単級ではなく複数クラスだ。
クラス替えしたところに転入したので、それほど違和感なく溶け込めたようだ。
担任は、若いが、しっかりしていて、なんといってもクラス全体が落ち着いている。
次男のような立ち歩きの子にくっついて行ってしまう子にはいい環境だ。
以前の学校ではいろいろと問題を起こしていた次男だが、
周りの雰囲気と、また自分も変わらなければという気持ちとで、とてもうまくいっている。


あと、長男の塾。
厳しかった以前の塾と違い、全体的にゆるい塾である。
宿題も少ない。
ため息をつきながら家を出、疲れたという言葉で帰宅していたころとは雲泥の差だ。
楽しそうに通っている。


一方、わたしはこの7ヶ月間、たっぷりすぎるほどの休暇を取り、
新しい友人を探すわけでもなく、俳優Fのこともそっちのけ、引きこもり生活を満喫していた。
細々と窓際ガーデニングは続けていて、その一方で、高校野球をほぼ毎日TVで観戦。
いまひとつ盛り上がらなかった今年の甲子園にそっぽを向き、
確か、面白かったはずと、去年の夏の大会をyoutubeで見まくっていた。
そして六大学野球。東京にいたら、絶対神宮に通ったのに。
まあ、転勤で仕事をやめなかったら、野球にもはまれなかったわけだが。


そんなこんなで、わたしのことは別にして、子どもたちにとっては
かなり有意義な関西大移動だったわけである。


さて。明日からまたあの職場に行かなければならない。
いつになったらわたしに机があてがわれるのだろう。
大丈夫、耐えるのには慣れている・・・・。